銀座まるかん名誉師範が選ぶ『斉藤一人さんの言葉』

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斉藤ひとりさんの「許します」の話

   

斉藤ひとりさんの「許します」の話です

2016年7月

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最近、みんなに、「この言葉を言うといいよ」ってすすめている『魔法の言葉』があるんだよね。
それはね … 、「もっと自分を許します」っていう言葉なの。
いままでは「自分を許します」っていう言葉をすすめてきたよね。

でも、「もっと自分を許します」の方が、さらに心の奥に入っていって、自分をふか~く癒してくれる言葉なんだよね。
この言葉を、1日に何度も、自分に言ってあげてください。

「自分の何を許すんですか?」とか、「言っていると、どんな『いいこと』があるんですか?」とか、細かいことは考えないでいいんだよ(笑)
ただただ、この言葉をくりかえし、くりかえし、自分に言っていく。

そうすると、あるとき、「ふわあ!」と感じたことのないような、何とも言えない幸福感があふれてくるんです。
それって、自分の心の「しばり」が取れた瞬間なんだよね。

人って、どんな人でも、多かれ少なかれ、自分のことが許せないの。
だけど、そのことに気が付かないフリをして、かくしたまま生活しているんです。

その「自分を許せない」っていう気持ちって、見えないけれど、あなたの心をぎゅっとしばっているんだよ。
例えば、「人からキツいことを言われても、言い返せない人」っているよね。

そういう人は親から、「人に何か言われたら、口答えしちやいけないよ」とか、「なんでも相手の言うことを、ハイハイ … って聞いていればいいんだよ」って、ずっと言われながら育ったんだよね。

親が言うように、昔はそういうふうな「素直な対応」をしていればよかったの。
でも、いまの世の中は、それじゃあダメなんだよ。

いまの世の中では、もっと強くならないと、生きていけない。
「キツいことを言われたら、ちゃんと言い返す」とか、「相手にキツいことを言わせないような行動する」とか、そういうふうな工夫をしないと、ポコボコにいじめられたりするんだよね。

親は、悪気があって、それをあなたに教えたんじゃないの。
「教えたことが、『時代おくれ』なことだった … 」っていうだけなんだよ。
その「親から言われた『時代おくれ』なこと」で、いまだに自分の心をしばっている人がいるの。

そういう状態で、世間に出ていくと、「しばられたままボクシングの試合に出ていくようなもの」なんだよね。
だから、人からキツいことを言われると、心がポコボコにされちゃうし、かといって反撃することもできないし、とっても苦しいの。

ところが、「もっと自分を許します」って自分に言っていると、自分の「しばり」がゆるんでくるんだよ。
「しばり」がゆるんでくると、「あ、そうだ、こうやって答えよう!」って、相手にうまい返し方を思い付いたり、「相手にうるさく言わせないように、先回りしてやっておこう … 」とか、いろんなワザが出せるようになるんだよね。

あとね、「人からイヤなことをされたのに、怒れない人」っているじやない。
そういう人って、「私は怒っていませんよっていう「いい人のフリ」をしているけど … 、「いい人のフリ」をしつつ、腹の中では、ホントは怒っているんだよね(笑)

その「怒り」をじーっと心の底にかくして、怒っていないようなフリをして生活しているんだよな。
「怒り」っていうのはね、「負のエネルギー」なんだよ。

「負のエネルギー」を感じたときに、ムリに心の中にしばりつけて、外に出さないようにしていると … 、自分の中に、少しずつ、少しずつ、たまっていくの。
言ってみれば、水がコップの中に、ぱたん、ぱたん … って、一滴ずつたまっていくように …

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それで、コップが水でいっぱいになって、コップから水があふれたときに、いきなり「負のエネルギーのかたまり」がドカンーと出てくるの。
「負のエネルギーのかたまり」は、自分を攻撃するか、相手を攻撃するか … のどちらかなんだよ。

人を攻撃するときは、人に対していばったり、意地悪したり、暴力をふるったり … 。
自分を攻撃するときは、ひきこもりになったり、「うつ」になったり … 。自分の体の細胞も攻撃するから、病気になったりもする。
どちらも、とってもイヤな発散の仕方だよね。

「負のエネルギー」は、「怒り」の他にも、「悲しみ」とか、「悔しさ」とか、「嫉妬」とか … 、「お姉ちゃんは頭がいいのに、あなたはダメね」って言われたこととか、いろいろな感情があるんだよね。

あと、さっき言ったように、「親や教師から言われた『時代おくれ』なこと」も、「負のエネルギー」のひとつでもあるの。
この「負のエネルギー」が、「自分を許せない!」っていう思いになって、自分の心をぎゆっとしばりつけている。

この心の中にしばりつけている「負のエネルギー」を上手に発散するには、「もっと自分を許します」って、自分に言ってあげることなの。
この言葉を言っていると、心の底にたまっている「負のエネルギー」が、少しずつ、少しずつ、消えていくんだよ。

それで、「負のエネルギー」があるていど消えていって、心が軽くなったときに、「そうだ、こうすればいいんだ!」とか、「ああやって言えばいいんだ!」とか、「負の状態」から脱出する具体的な方法を、ふっと思いついたりするの。
だから、まずは「もっと自分を許します」って、自分に何度も何度も言ってあげることなんです。

そのことで、あなたの心はラクになるし、自分が好きになるし、日々、幸せで満ちてくるようになる。
あなたが幸せになれば、周りの人のことも、もっと幸せにしてあげることができる。
そう、人を助けたければ、まずは「自分助け」が必要なんだよな。

その「自分助け」をするための一番カンタンな『魔法の言葉』が、「もっと自分を許します』っていう言葉なんです。

今回の話は以上です。ありがとうございました。
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