銀座まるかん名誉師範が選ぶ『斉藤一人さんの言葉』

Just another WordPress site

*

斉藤ひとりさんの愛の言葉の話

   

今回は、斉藤ひとりさんの愛の言葉の話です

2017年9月

===
まず「ありがとうございます。私たちはあの沖縄のまるかんなんですよ。うちはでも使ってってくれる人がいてすごく嬉しいです」

これは、北海道の人が沖縄行ってもそうなんです。
いや、私のお客じゃないから…って、ね?
こういうことがあるんです。

あのね、自分が売った人だけがお客だと思ってるんです。
それはよっぽどちっちゃいね、自家製でなにかをこう混ぜるの作ってるとか、ところてんでも作ってるとか。
それだって、それだって饅頭屋が「私おまんじゅう大好きなんです」って。
「私はここの人間じゃないから」とか「あんたにまんじゅう売った覚えないから」とか言わないんだよね。
「あ、おまんじゅう大好きだって人がいて嬉しいわ」って、言うじゃないですか。

それはましてやうちのお客さんだとしたら、深々と頭下げて「ありがとうございます」って言わないとダメだよね、っていうことなのね。

で、仕事は仕事によって人格を形成すんだよ。

人格形成って何ですか?っていう。
ちょっとだけここで余分な話しちゃうんですけどね、

人格形成っていうのは、地球にこう緯度と経度がありますよね。
地図に書いてある、縦線と横線です。
緯度が横線で経度が縦線だね。
まぁこういう風に書いてあるんです、地球儀なんか見てもらうとわかるんですけど。
縦と横なんです。キリストの十字架だとかと思ってください。

そうすると、人格形成って何ですか?っていったとき、過去なの。
人間ってのは縦の関係と横の関係なの。キリストの十字架みたいに。

この縦の関係って何ですか?っつた時に、自分が生まれたとき先輩、もう常にいた人。
学校入ると先輩がいたり、学校の先生がいたり。

こうやって見てもらうと、ずーっと上に上にあがっていくようになってるんです。
これ、変わらないんです。
先輩が50になった、後輩になっちゃっちゃとかそういうことはないんです。
大概私が50のときは、その人は51か52なんです。
だいたいそれは変わらないんです、わかりますよね。

で、この縦。
これを…自分が50になった。
その時自分はすごい社長さん。
その時自分の先輩というのは、まぁ普通のサラリーマンとか…
たいして出世してなかったとしますよね。
そいでも、先輩には変わりないんです。
わかる?

その時に飲み屋さんで会う、街で会う、いろんなことがあっても最後です、最後に…
「先輩ありがとうございました」と、こう深々と頭を下げる。
そうすると「この人間は偉いな」

50になってもこんだけの会社を興そうが、先輩の俺をちゃんと立ててくれる。
後輩は後輩でしっかり可愛がってくれる。
先輩とこの縦の溝を忘れてない人なんだなっていうと、これが縦の人格者なんです。
わかります?

で、もう一つ横の付き合い、今現在の付き合い、知り合った人。
わかりますよね、横の付き合い。
この横の付き合いの中には、自分の意識**。
自分は仕事がしたい、わかる?
自分がお金を使うとこ、その時に自分よりも弱い立場の人間のとこえばってしまう。

自分より強い立場の人間のとこ行くとぺこぺこぺこぺこ頭下げてるの。
そういう人間を見てて、この人は人格者だなとかさ、思わないんです。
人間ってこう見てるんです、わかる?
こう見てて知らないうちにずっと値踏みしてるんですよ。
バカですね。

こういうときに先輩にも後輩にも、横の関係…
取引先にも、それから仕事を出してるとこにも、俺たちがお客になるとこにも、
同じようにオールマイティの言葉ってあるんですかっていうと…

それが、愛なんです。

愛情がある言葉で喋れば、先輩だっていいし後輩だっていいんですよ。
愛情がある言葉でお得意さんに喋ってもいいんです。

だからトヨタの社長は、お客さんだと聞くと同時に、
相手が18の娘だろうが、総理大臣だろうが「ありがとうございます!」
もう、あの角度は決まってるんです。
相手によっていろいろやるとほんと大変なんですよ、わかります?

それと同じように誰にでも愛のある言葉をかける。

お客さんにはぺこぺこしてるけど、普通に飲み屋さんなんか行っちゃうと、
キャバやなんかのお姉ちゃんにすごくね、
「俺は社長なんだ」って態度取る人いるんだけど、もてないんだよ、嫌われるんだよ。
傍から見てっと嫌な奴なんだよ。
そこのところを考えとくと、飲み屋さんに行ってまで愛の言葉を喋るんですか?って…
喋るんですよ。

飲み屋さんの中で聞いたら、うちのお客さんっていっぱいいるんだもん、だって。
だからうちのお客じゃなかったいいのか、ってそうじゃないんだよ。
明日はお客になるかもわからないんだから。

お客だろうがなかろうが、そんなことで愛の話をしてるんじゃないでしょ。
誰にでも通る言葉を持たなきゃいけない、優しい顔をしなきゃいけないね。
まぁでも時々、いるんです。

私の手をガッと握って、「大社長頑張ります!私気合入ってます!」って怖いんだよ、顔が。

気合いでできるのは喧嘩ぐらいで、ほどほど持ってりゃいいんだよ。
誰かに話しして、愛情が伝わって……その人とのプライベートならいいよ?

戦争にいこうだとか、あんたじゃないでしょそれって。
もっと優しくって、温厚で、この人なら一生付き合いたい…
それぐらいの顔してもらいたいの。

で、気合いがあるのは締める方なの。
わかりますか?
刀をむき出しでずっと歩いてるやついたら怖いよね、って。
だからちゃんと、そういうものは鞘に納めとこうよ。
気合いがある、自分は頭が切れるのはわかったから、切れるんだったらぶら下げて歩くなよって。
怖がるんだよ、人が。

そういうのは鞘にきちっと納めて見えないようにしとくもんなの。
それで我々はお客さんに接して、誰にでも人格を、仕事をも形成するの。

先輩にも、後輩にも愛のある言葉で喋ってるんだ。
立場が変わっちゃった会社の先輩に対してでも、自分が出世したら挨拶もしないつもりでいるんだ。

お得意先にはぺこぺこ頭を下げるけど、自分が仕事だしてるとこにはずーっとあんたえばる気ですか。

仕事関係で頭下げるなんっつったら、飲み屋行ったときはえばりまくるんだって、ほんとにホステスの前でえばれます?って、良いと思ってますか?って。

日本漢方はそうじゃないんです。

そういう人間は日本漢方にはいられないんです、いちゃいけないんです。
もうちょっと愛情を持ち、最初で最後の人にも笑顔で接する人間にを、作り上げる。
で、またほんとは誰でもそうなんです、知らないだけなんです。
で、今日知りました。

何回も聞きましょう、掘って掘って掘るんです。
そうすれば、心の中心に到達するんです。
===

 - 未分類