銀座まるかん名誉師範が選ぶ『斉藤一人さんの言葉』

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頑固はどうなおせばいい?

   

悩み事などに関して
斎藤一人さんの考えをベースにこう答えています
と、いう内容です。

ただ、内容的に個人が特定されてしまう場合には
質問の内容を少し変えたアレンジした状態で掲載しております。

そして今回の質問です。

<質問>
頑固はどう直せばいいですか?

頑固

<回答>
まさしく、一人さんがこのことについて答えている内容があります。

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最近ですね、「私、頑固なんだけど、頑固直したいから、どうしたらいいでしょう?」
っていう質問があるんですよ。

で、これ実は、質問に無理があるんです。
なぜかというと、「私は頑固が直せないから」って言う人はですね、私がいくらいい答えを出しても、頑固だから直さないんですよ。

で、「当人は直したい」つってるけど、ホントは直したくないんです。
何か、頑固という言葉に、不思議な魅力があるんだなぁ……

だから、なんか頑固っていうと一本スジが通ってるような、そういう、何か、誤解みたいのがあるんですよ。
だけど、頑固のホントの意味っていうのは……
この世の生物というのは、全て成長するんです。木でも草でも……
ホントに、木でもね、やっぱ千年経ってる木ってすごいなっていうぐらい、少しづつ少しづつ大きくなるんですよ。

それで、成長が止まっちゃった木っていうのは、もう……全ての動物は、死ぬしかないんですよ。
で、木なんか、こう見てるとね、1000年経ってる木だからって古い葉っぱが出てくるんじゃないんだよ?
毎年、新しい葉っぱが出るんですよ。青々とした葉っぱが出てくるんだよね?

で、それどういう事ですか?っていうと、人間に例えると、人間って身体の成長は止まるじゃない、すぐね?長い人生のうちにすっと、すぐ止まるよね?
16、7とか8とか9とか、だいたい、もう二十歳前に止まるじゃない。
でも、その後って、魂が成長し続けるんだよね?
人間的にも成長していくんだよね?

で、魂的なことで頑固っていうことは、「私はもうこれ以上成長したくない、成長したくない」つってんのと同じなんだよね?
なんか一本スジが通ってて、頑固がいいっていうのは、例えば千年前からやってる漆塗りの技術を、代々自分は伝えんだったら、それは色んな事でね、こっちはペンキ塗っちゃったりとか、そりゃマズいよね。

だけど、あなたが困ってるのは技術じゃなくて、魂的とか心の問題なんだよね?
心の問題で、成長するとかっていうこと、あるじゃない。
そうすると、ホントいうと、「いや、私も学んでるんだ」って言うんだけど、頑固な人が精神的なこと勉強したり、いろんな事を勉強するとどうなるかっていうと、自分を変えないで、人に誰か言われたときに、言い負かすことに使うんだよね?
だから、すっごい理屈っぽくなるの。

だから、理屈を言えば言うほど「この人頑固だなぁ、嫌だなぁ」って気がするの。
当人は、素晴らしい知識集めてきて、しゃべってるみたいだけど、要は、人のことはやり込めて、自分の事はやり込められたくないから、使ってるように見えるんだよね、って。
だから、時々「あんた頑固だね」って言われんだと思うの。

「あんた頑固だね、直しな」とかって言われるんだけど、自分は頑固だと思ってないの。
思ってないうえに、何か自己主張してるように思ってるんだよね?
だから、悪い事をしてると思ってないから、実は、直す気がないんだよね?

で、直す気はないんだけど、「私はどうしたらいいでしょう?」「頑固直すにはどうしたらいいでしょう?」
って、ホントは直す気はないんだよ?
だから、ポーズで聞きに来てんの。

で、うっかり「こういう風にしなさいよ」っていうと、「いや、それは出来ないんです。私はこうなんです」
って、要は頑固出すんだよね?って。

相手から頑固に思われるってことは、人間関係だから、相手が「私はこう思ってる」ってんだったら「ああ、そう~、いい考えだね」って。
言えばいいんだよ。
ね?

そうすると、相手が「斎藤さん、こういう風にしたらどうですか~?」って聞いたって、「あ~、いい意見、ありがとね~」って。
なぜかっていうと、その人にとっちゃ、いい意見なんだよ。
たとえば、俺から見て「くだらねぇ話してるな」と思うかもわかんないの。
でも、俺のこと思って、一所懸命言ってんだよね?
相手にとっちゃ最高の意見を言ってくれてんだよ。
だから、「いい意見、ありがとね~」って。

それから、少しぐらい、訳のわかんないのでも、「あぁ、そう」って、「なるほどねぇ」って、「あぁ、よくわかったよ」とか。
ね?
「わかるよ」って言葉なの。
「わかるよ」って言えばいいだけなの。

「わかるよ」って、「納得した」じゃないの。
誰かが意見言ったら、「あんたの言ってることは、わかった」つってるの。
「こういう意味で言ってるんだ、なるほどねぇ」って。

「わかるよ」
「そうなんだ」
「あぁ、わかったわかった」
「わかるよ」

たったそれだけなの。

「わかるよ」つったら、もう、自分はやらなきゃなんないって、頑固なんだよ。
「ああ、わかった」つって、自分の好きなこと、してりゃいいじゃない。
そういうのを、柔かい人間っつうの。
徹底的に戦うか、徹底的にやられるか……
それって、両方、頑固なんだよ。

適当に、ぐじゃぐじゃぐじゃ、っとして……
「そうだよね~、わかるよ~」って。

ね?
「あんたの言ってること、そうだよ。わかったよ」と、「俺のため思ってくれて、ありがとね」って。
『柳に風』と受け流せばいいんだよ。

カチンカチンなんだよ。
やられるのが嫌だから、理論武装してやっつけるか、ね?
「心にもないことは言えません」とかって、それが頑固なんだよ。

心にないこと言えつってんじゃない、相手がそう思ってることが分かった、つってるだけなの。
で、そう思っちゃいな?っていうことが柔らかいんだよ。
これ、大変なんだよ。
だから、きっと、「私は頑固なんで」って言ってるほうが楽だと思うんだよ。
で、結局人間って楽なことしかしたくないんだと思うんだよね?

それで、その楽なことに、付き合わされて相談されるの、嫌なの。
「頑固直したいんです」とかっていう、ホントは直せばいいんだよ。
ニコニコしてればいいんだから。

「そうだね、わかるよ」って、この一言で、頑固なんかなくなっちゃうんだよ。
で、こうやって教えてあげると、絶対言わねぇんだ、そういうやつって。

答えンなってっかなってないかわかんないけど、頑固直したいとか……
直す気がねぇんだから、言うのよしな。
で、直す気があるんだったら、たった一つ。

ね?
「そうだね、わかるよ」って。
人が言ったらそうやって言いな。

それから、「頑固な自分を許します」って言ってみな。
スッーっと楽ンなるから。

『頑固な人が、柔らかい人に絶対勝てない理由』
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つまり、頑固な人が自分の頑固を直そうと思ったら
他人の意見に「そうだよ、わかるよ」と言ってあげられるようにならないと
その人の頑固は一生変わらないんですね。

 - 幸せ