銀座まるかん名誉師範が選ぶ『斉藤一人さんの言葉』

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斉藤ひとりさんの『執着』の話

   

斉藤ひとりさんの『執着』の話です

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これは具体的な話ですよ。
それで、『勝ち組に回ってプロになる』

成功者とは何かというと、
どの位その事にこだわれるかなんです。
執着できるかなんです。

ガッコで教えられたのとほぼ、全然違いますよ。
えこひいきするなとか、執着するなとか……

違います。

えこひいきしてもらえる人間になる。
それから、執着するんです。

蕎麦屋ならそばの味に執着するんです。
執着して執着して味のいいのつくるのなんて当たり前。

その他、笑顔がどのくらいいいかっていって、執着するの。
「ハイ」という返事はどの音で出したら一番感じがいいか、これに執着するんです。
だいたいお客に言われて「ハイ」とか「ご注文いかがですか」ぐらいしか、ろくな口きかなねんだから、その少ないセリフぐらい、見事に練習しなきゃダメなの。
プロとして。

それから、店の中がきれいなんてな当たり前、だけど蛆虫じゃねぇんだから、客は店の中から涌いてこないの。
暇なときは、店の外からずーっと自分のとこの店を見て、どうしたら入りやすいかを追求するの。
こだわってこだわって、追求して追及するの。

だから面白い、仕事は面白いよって。
なんで面白いんですか、つうと、どんな趣味でもなんでもそうだよ、執着したからが面白いんで、切手集めだろうがサーフィンだろうが、執着して一所懸命やるから面白い。
仕事が面白くないんですってやつで、仕事一所懸命やってるやつ見たこと無い。
あんな、だらだらやってんの面白いわけがないんだよ。

仕事は面白いですよっていうと、楽して儲かるの。
楽して儲かんないから面白いの、麻雀でもなんでも一人でやってりゃナンボだってあがれんだよ。
相手がいるんですよ。
そこをあがるから面白いんですよ。

だから面白いってなんですかっていうと、斎藤さん流の面白さっていうのは、難しいことに執着して執着するの。
難しいことこなれるからそれのご褒美の如くお金が入ってくるんだよ。

パチンコのプロだってそれに執着してるから出来んだよ。
なんだって、シロウトとプロの違いってのは、そのことにどれぐらい執着できるか、執念燃やせるか。
で、それをどのぐらい追求して追及できるか。
蕎麦の味追求して、店が最高に感じよくて、すごく入り安い店で、そこまでやってんのに客が来ませんってのがいたら、俺お目にかかりたいよ。
そんなことあり得ない。

おめえが思ってるだけで、ひとつも感じよくない。
この蕎麦のどこがうめぇんだよ、と。
もっとしっかりしなきゃいけないの。
それがお客が来てくれたということで分かるの。
自分が成功した。自分の努力が間違ってるかどうか、それはお客さんが来てくれるからわかる。
現金が儲かるからわかる。

しっかり金儲けするんだと思って一所懸命執着するの。
執着が足りないの。
だから面白くないの。

商品に執着するの。
うちの場合だったら、商品は社長がやってくれる、あたしの仕事なんです製造は。
あなたたちは残りの二つだ。

感じのいい自分と、入りやすい店つくればいいんだよ。
プロとして当たり前なの。
それを磨いて磨いて磨きぬくの。

お店なんて、暗くして入るやつなんていないの。
暗がりがあっちゃダメなの。
夜になって自分のとこ見てね、どこが暗いんだ。
店の中から見るんじゃないの。外から見るの。

黄ばんだ紙が貼ってあるような店に誰が入るの。
もっとしっかり、自分の目玉あいてよく見るの。
逆だったらあんたが行かないような店なんだよ。
しっかりとプロの認識をもって見てかなかったら。

それで、私は勝ち組になりますか負け組みになりますかなんて、俺が答える必要ないよ。

商売って人様からえこひいきしてもらうことなんだよ。
たとえば、俺がえこひいきしている本屋さんがいるんだよ。
本屋いっぱいあるんだよ、近くにだってあるんだよ。
それがわざわざあそこまで行って、買おうって気になるんだよ。
「斎藤さん、いつも顔色がいいですね」とかお世辞の一つも言ったりするんだよ。
執着して執着して、えこひいきしてもらえるような人間になるの。
つい、あいつ使っちゃうんだよ、とか、ついあそこ使っちゃうんだよってなるの。
えこひいきされる人間になるんだよ。
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