銀座まるかん名誉師範が選ぶ『斉藤一人さんの言葉』

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「できません」と「やりません」

   

『忍耐』と言う言葉がありますよね。
この忍耐について、一人さんはこう語っています。

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よく、「タバコがやめられない」って言う人いるじゃん。
で、誰かが、刀みたいのもってきて、
「タバコ吸ったら、刺しますよ」つったらタバコやめるよな。
わかるかい?

それを自分でやりなさいっていうのが、いいかい?
忍耐の忍っていうのは刀の下に心を置くんだよ。

だから歯磨きでも、左から磨いちゃうやつが、右が正しいんだよ、っつったら、1週間ぐらい我慢して右からやんないと、反対からこうやってやるクセつければなっちゃうんだよ、だからクセをつけるまでは心に刃物を持つという気持ちがないと出来ないんだよ。
わかるかい?

ぐっと忍ばないとダメなんだよ。

『知らないと損する不思議な話』
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一人さんは、やればできることをやらないことについては、
怠け者と言っているんですね。

例えば、「仕事についての改善案を出してください」と言われたとします。

その時に、「ありません」と言う人がいます。

もしくは、「この仕事やってください」と言われて
「できません」と言う人がいます。

そんな時に、刀を突きつけられて
「できないのなら切るよ」と言われたとします。

すると、「仕事についての改善案を出してください」と言われて
「ありません」と言っていた人が、すらすら出せたり
「この仕事やってください」と言われて「できません」と言っていた人が
できたりするもんなんです。

それって正確に言えば、「できません」ではなくて
「やりません」なんですね。

つまり、やればできることをやらない人の事を
一人さんは、怠け者と言っているんですね。

例えば、刀を突きつけられて
「100メートル9秒台で走れ」って言われても
できませんよね。
これは「できません」であっているんですよね。

つまり、刀を突きつけられてもできないものは「できません」
普段はやらないのに、刀を突きつけられるとできてしまうものは
「やりません」なんですよね。

忍耐とは、自分の心に刀を押し付けた状態で判断ができるかどうかと言うことなんです。

実際に刀をつけつけられることはほぼないと思います。

しかし、刀を突きつけられていなかったとしても
自分自身で、「刀をつけられた時と同じ判断」を
することができるかどうかと言うことが大切なんですね。

人は、自分がやりたくないことを「できません」と言ってしまうケースが多々あります。
でも、そこを「刀をつけられた時と同じ判断」で
やっていくことが、一人さんの言う、本当の『忍耐』なんですね。

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