銀座まるかん名誉師範が選ぶ『斉藤一人さんの言葉』

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逃げてもいい

   

一人さんは、「逃げてもいい」と言っています。

野球

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人間好きとは、人の良さをいくつ見つけられるかにかかってるの。
嫌なことばっかし見つけてたら、あんたの人生楽しいですか?
人生が楽しいっていうことは、人の良いところを見つけることなの。
わかる?
そういう達人になっても、人のいい所1個も無いんだどしたら、逃げるの。
そういう人が来たら逃げるしかないんです。(笑)
逃げられることは逃げる。
逃げられないことは楽しくやる。

仕事だって行かなくていいなら行かなくていい。
でも行かなきゃいけないんだったら、楽しくやる。
わかる?
逃げたいけど逃げられない、捕まっちゃったから。
そういうときは楽しくやるしかない(笑)
逃げられないものは楽しくやるんです。

CD『どっちが楽しい?~選択の基準』
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今までの教育と言うのは、「逃げてはいけない」と言われています。

しかし、一人さんは逆で、「逃げてもいい」と言っています。

ただ、ここで勘違いしてはいけないのは、
「逃げてもいい」と「楽をしてもいい」とは別なんです。

例えば、ある少年が親に野球をやらされているとします。
それで、1日8時間野球の練習をやっていると思います。
この少年はサッカーが好きだったとします。
で、あれば、この少年の選ぶ道はサッカーで1日8時間練習をやったほうがいいんですね。

野球と言う立場からすれば、この少年は逃げているんですよね。
ここでこの少年が、「野球をやめて何もしない」となったら
それは楽な方を選んでいるだけなのですが
1日8時間サッカーの練習をやるという道を選んでいるんですよね。

1日8時間練習するなら、嫌なことを嫌々やるよりも
好きなことを一生懸命やったほうがいいんですね。

これが一人さんの言う、逃げてもいいと言うことなんですね。

逃げてもいい イコール やりたくないことをやらなくてもいいではないのです。

逃げてもいいけれども、逃げたことにより空いた労力は
自分が好きなことに一生懸命費やせと言うことなんです。

また、逃げてもいいとはこんな時にも使います。

例えば、試験を受けるとします。
全然勉強してなかくて、「これは落ちる」とわかったら
受けなくてもいいんですね。
その代わり、次回の試験の時には一生懸命勉強して受ければいいのです。

それを、「逃げてはいけない」と言って
受かる可能性のない試験を受けるよりかは
ここは逃げて次に備える方がいいんですね。

ここで試験を受けないで、そのまま何もしないというのは
よくないんですね。

このように、一人さんの「逃げてもいい」とは、
楽をすることではなくて、一生懸命にやりたいことや目的に向かうためにことなんですよね。

 - 一人論