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信仰がないと言っておきながら一番混むときに神社に行く日本人

      2016/02/10

本日はお正月
2016年の幕開けですね。

お正月といえば初詣ですが、2009年度警察庁発表によれば、
このお正月三が日で合計のべ9,939万人もの人が初詣に行くそうです。

日本の人口は約1億26百万人ですので、8割近くの人が
お正月三が日に初詣に行くんですね。

そして、NHK放送文化研究所の『放送研究と調査』(1999.5)で
「日本人の宗教意識」について調べたところ
宗教を信仰しないと答えた人が、56%いたそうです。

半分以上の人が、宗教を信仰しないと言っている割には、
一年で一番混む時期に、8割の人が神様参りをしているんですよね。

これっておもしろいですよね。

七福神

神社というのは、神道という立派な宗教なんですよね。
ですから、外国人からみると、
宗教の信仰がないと言っておきながら、三が日には混む場所に行って
神様参りをしている日本人が不思議でしょうがないんですね。

しかし、これはある意味、神道の行事が、
日常に生活になじんでおり、自分が「神道の信仰がある」という
自覚を持たないぐらい、なじんでいるということなんですね。

何故、このようなことが起こるかと言えば、
日本にはたくさんの神様がいるんですね。

昔から八百万の神と言って、身の回りにたくさんの神様がいるんですね。

糞便にも神様がいるぐらいですから
本当にそれだけの神様がいるということなんですね。

一人さんが八百万の神についてこういっています。

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日本の神様って、宗教戦争をしたことがないんです。
インドからお釈迦様、仏教が入ってきました。
中国から、儒教が入ってきました。
ずーっとヨーロッパを経てキリスト教が入ってきました。

大概はよそからいろんな神様が入ってくると、そこでは一悶着どころか、百悶着ぐらい起きてきて(笑)そこで殺し合いをするんだよ。
ところが日本の神様はそれをしなかったの。
すごく大らかな神様なの。

何で日本の神様はよその神様とケンカしないんですかっていうと、日本の神様は、やおよろずの神なんです。
やおよろず、って八百万と書く。
八百万の神さまなんです。

いいですか、国民の人口がそのころ、100万人いるかいないかなんです。
100万人に対して800万の神様がいる。
一人8人づついるんです(笑)

ね、そしたら、そこにインドからお釈迦様っつう人が来ましたよ、っていうとき、日本の人たちは、今でも800万いるんだから、あと一人ぐらい受け入れてもいいんじゃないか、と(笑)
そういう気持ちで受け入れたんだよ。

で、よくよく話聞いてみると、やっぱしね、インドからわざわざ伝わってくるような話だから、聞いてみればいい話なんです。
今お葬式をお任せしたりね、いろいろやってるんです。

キリストさんが入ってきたときも、いいじゃない一人ぐらいって(笑)
私たちはクリスチャンじゃないけれど、クリスマスやったりね。

で、適当にやってるんです。
いい加減な神様なのかな、っていうとそういう神様でもないんです。日本の神様ってね。

『東京ビッグサイト講演』
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何についても、神様にしてしまう日本人は
やはりすごいですよね。

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